2010年11月12日金曜日

重さの話


「飛ばない」「曲がる」「振りにくい」
ゴルフクラブに対する不満トップ3である。

この要因は[パワー]にある。
ボールを投げる力、バットを振る力、グローブを握る力が無ければ野球は出来ない。同様に、ゴルフは[クラブを振る力、握る力]が無ければ、幾ら非力な女性でもゴルフをプレイすることは出来ない。クラブヘッドは、軽いモノより重いモノの方が[パワー]を感じると共にスイング軌道が安定する。軽いハンマーで釘を打つより重いハンマーの方が正確に釘を狙えるしパワーも生まれる。

「適切なタイミングで的確にボールをヒットする適度なパワー」
これが「ボールを遠くに飛ばす必要なパワー」である。
 ところが多くのゴルファーは、「遠くにボールを飛ばす=速くクラブを振る」と誤解している。

先ず、この間違った[イメージ/知識]を捨て去ることが大事である。

何故、馬鹿力でクラブをブンブン振り回してしまうのだろうか?

最大の要因は、スイング感覚に合った[重さ]を感じないことにある。

インパクトでボールをヒットした時「パワー」が伝達されていないと感じる。この情報は[脳]に記憶され、次のスイングの時「パワー不足」の情報を発信する。この脳から情報が身体に伝達され、力任せにクラブを振り回してしまう。


人間の身体は、スイングに応じた[適正な重さを感じる能力]を備えている。スイングウエイトが1,2ポイントすれても、その差を感じる人は殆どいない。ところが、重量5gの差は殆どの人が感じる。中には1~3gの差を感じる人も居る。
[重量]は[長さ]についで、スイングに影響を与える重要な要素である。

パワーを伝達しないゴルフクラブ。これがブンブン振り回す90%以上の要因である。

最近のドライバーの平均重量は280g~350g前後である。
例えば、力のあるゴルファーに280gの軽いドライバーを与えると、インパクト時に手応え感(パワー)を感じない。この為、[脳]の指令により手応え感を求めてクラブを振り回す。ヘッドスピードは上昇するが不安定なスイングになり、飛距離ロスを招くことになる。逆に、非力な女性ゴルファーに350gのドライバーを与えても、重すぎてパワー(衝撃度)は生じない。この様にゴルフクラブは重過ぎても、軽すぎても好結果は得られない。ゴルファーは、自分自身が持つパワー以上(以下)のクラブを使用しても正しいスイングを身に付けることはできない。

パワーを伝達しないゴルフクラブとは、正しく重量調整が行われていないクラブである。
正しく重量調整されたクラブとは、スイング感覚に合った[重さ]を感じるクラブ。
[長さと重量とクラブバランス]に調整し、クラブ全体慣性モーメントの調和が取れたクラブを制作することが、ゴルフクラブの不満を解消する最良の方法である。

カスタムクラブは信頼マインドを育む第一歩である。
http://www.customclubusa.com/ 

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