ダイエット(食事制限)の効果があらわれたのは、4週間ほど経過した頃からだ。昨年の8月半ば過ぎから、体を慣らす20~30分程度のジョギングとダイエットを始めた。最初の1,2週間は10分走り3分歩く、体力の持続を目的にしたトレーニングで必ず20分走るように心掛けた。
先ず、最初にダイエットの科学的な根拠を学習した。減量のメカニズムは、摂取カロリーと消費カロリーを知ることにあった。
消費カロリー方程式=基礎消費カロリー+活動消費カロリー
(基礎消費カロリー:人間が生活する上で自然に消費するカロリー)
(活動消費カロリー:生活活動に伴う消費カロリー(散歩、通勤、運動などの合計)
年齢階層別基礎代謝基準値と基礎代謝量
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年齢
(歳) |
基礎代謝基準値
(kcal/kg/日) |
基礎代謝量
(kcal/日) |
||
男性
|
女性
|
男性
|
女性
|
|
1~2
|
61.0
|
59.7
|
700
|
700
|
3~5
|
54.8
|
52.2
|
900
|
860
|
6~8
|
44.3
|
41.9
|
1090
|
1000
|
9~11
|
37.4
|
34.8
|
1290
|
1180
|
12~14
|
31.0
|
29.6
|
1480
|
1340
|
15~17
|
27.0
|
25.3
|
1610
|
1300
|
18~29
|
24.0
|
23.6
|
1550
|
1210
|
30~49
|
22.3
|
21.7
|
1500
|
1170
|
50~69
|
21.5
|
20.7
|
1350
|
1110
|
70以上
|
21.5
|
20.7
|
1220
|
1010
|
基礎消費カロリー(基礎代謝〉は、(基礎基準値(65歳):21.5kcal/kg/Day)×(体重)で求めることができる。活動消費カロリーは日常の生活活動に応じ、基礎消費カロリーの[30~50%]が加算される。一般的な生活活動であれば、30%増になり運動量が増加すれば50%増になる。消費カロリー=(21.5×体重)×(1.3~1.5)になる。
つまり、基礎代謝が上昇すると消費エネルギーが増加し、太りにくい体になる。逆に基礎代謝が低いと太りやすくなる。年齢的に何時までも運動が継続できる訳ではないので、基礎代謝を上げる[体質改善]が重要になる。
現在の体重が85kgで[21.5×85×1.3≒2370Kal]になる。目標体重を68kgに設定すると[21.5×68×1.3≒1900Kal]になる。つまり、1日の摂取カロリーから最低限[470Kcl(2370-1900)]を削減することにより、目標体重68kgが可能になる。運動による消費カロリーの増加は、エクストラの消費として捕らえる必要がある。
この摂取カロリー計算から、朝食はコーヒー、フルーツ、ヨーグルト。昼食は低カロリーのライ麦パンのサンドイッチ。夕食は水割り2杯とサラダとおかず(野菜と肉/野菜と魚)中心に炭水化物(ごはん・パスタ・うどんなど)減らす食事を実行した。基本的に食べる量を人並み(2/3程度)に減らし全ての間食を断った。効果は9月末(4週間後)に約5kg減量、10月中旬までに約8kg減量とダイエットは順調に進んだ。
朝の気温が10度以下になり始めた10月半ば過ぎにジムに通うことにした。ジムでは20~30分のジョギング、軽い筋トレ、サウナで2時間の運動メニューを消化するトレーニングを開始した。最初の1ヶ月間は有酸素運動を中心に持続力と減量に努めた。ジムに通い始めて、約2ヶ月が経過した12月半ばには15kg減量し70kg代を保持するようになった。
この頃にジムのトレーナーより、「有酸素運動中心のメニュから本格的な筋力トレーニングを消化しなければ、減量は限界を迎える」と、指摘される。この指導の下、有酸素運動、筋トレを組み合わせた「Body Works Plus Abs」のコア・トレーニングのクラスの受講を始める。
年明けの今年1月の体重は68~70kgを推移している。理想の体重が65kgであるから、ダイエットによる減量に成功しつつある。これからは、減量よりは筋力を鍛えるトレーニングを重視し筋力を鍛えた上で3kgの減量に挑戦する計画である。
減量効果の最大の利点は、体の切れがよくなり柔軟性が蘇り始めたことと「集中力」が増したことだろう。副次的効果として、血圧・血糖値が正常値になってきた。